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金融翻訳とは

グローバル・トゥー・ジェイの翻訳コーディネーターが業界事情をご紹介します。

本多 陽子
グローバル・トゥー・ジェイ
翻訳コーディネーター


「金融翻訳」と聞いて何を想像しますか?

「金融翻訳」と聞いて金融関連書籍や経済論文などといった翻訳対象を連想される方が多いようですが、実際はそうでもありません。また、この分野はどういうわけか「敷居が高い」と思われがちのようですが、決してそのようなことはありません。実務経験がなくとも実力次第で仕事を獲得するチャンスは十分ある、期待大の分野です。それではここで、金融分野を少しでもよく知っていただけるよう、業界事情を簡単にご紹介しましょう。

主な顧客、翻訳対象、需要の多い分野

主な顧客は外資系を中心とした証券会社、銀行、コンサルティング会社、保険会社、PR会社です。当社の場合、外資系証券会社からの依頼が全体の9割近くを占め、翻訳対象も金融・経済の専門家が執筆する投資家向け調査レポートがほとんどです。調査レポート以外ではプレゼンテーション資料や社内向け文書、IR関連文書などもありますが、発生頻度はそれほど高くありません。需要の多い分野としては、マクロ経済、株式、債券、為替、投資戦略などが挙げられます。



納期

金融・経済分野では「鮮度が命」の情報を扱った翻訳対象が多いため、訳文のクオリティだけでなく翻訳のスピードも重視されます。最近では短納期化の傾向がさらに強まっているため、高品質の訳文を短時間で仕上げられる実力をつける必要があるでしょう。

実力さえあれば安定した収入の確保も可能

金融・経済分野はウィークリーレポートなどといった継続性の高い定期案件の多い業界です。また、優秀な翻訳者がまだまだ不足しているため、実力さえつければそうした定期物をレギュラー案件として担当できるようになり、安定した収入の確保も可能になるでしょう。

発注日の傾向を分析すれば、休む日を固定化しやすい

一般的に、フリーランス翻訳者は会社員と違って必ずしも決まった日に休めるとは限らないイメージがありますが、金融分野に限っていえば、発注日の傾向を分析すればある程度、休日を固定化しやすくなります。例えば、当社の登録翻訳者Aさんは仕事の多い金曜日から翌週火曜日までの5日間を仕事日とし、比較的発注の少ない水曜日と木曜日を休日にしています。

(例)翻訳者Aさんの1週間のスケジュール



金融翻訳者の一日

金融翻訳者はどのような一日を過ごしていると思いますか? 登録翻訳者Bさんの代表的な一日のスケジュールをご紹介しましょう。在宅翻訳というと昼夜を問わず翻訳の仕事に追われているような印象があるかもしれませんが、Bさんのように入稿スケジュールに合わせて集中的に仕事を済ませれば、メリハリのある一日を過ごすことも可能なようです。

登録翻訳者Bさんの一日



地球上、どこにいてもできる仕事(?!)

金融翻訳の魅力はなんと言ってもインターネット、電話、ファクスなどといった通信環境が整っていて、日本語でのEメールおよびWordの操作ができれば住む場所に左右されないところです。例えば、海外在住者は時差を利用して日本時間の夜間に仕事をすることもできるので、依頼主にかなり重宝がられるようです。ただしその反面、顧客から仕事の打診があった際は迅速に対応できるよう、連絡体制は万全に整えておく必要があるでしょう。

金融翻訳のプロになるためには

金融の実務経験がなければこの分野の翻訳者になるのはムリなのでは…と考える方もいるかもしれませんが、心配は無用でしょう。もちろん、実務経験があればプラスですが、それ以上に翻訳技術を基礎からきちんと身につけておくことが重要です。翻訳未経験の方でもやる気と努力を惜しまない姿勢さえあれば道はおのずと開けますので、この分野の翻訳をやってみたいという強い興味のある方はまず、金融分野専門の翻訳講座で学習を始めてみてはいかがでしょうか。

金融・経済翻訳講座修了生のご紹介

金融・経済翻訳講座を修了後、在宅翻訳者としてのキャリアをすぐにスタートできる方はそれほど多くなく、現実はなかなか厳しいようです。しかし、あきらめることはありません。講座修了後も翻訳の学習を根気よく続けながら数々のトライアルに挑戦し、晴れて合格した努力家の方がむしろ多いのです。ここでは、当社の厳しいトライアルを経て登録翻訳者となった講座修了生をご紹介します。・・・ ≫続きを読む
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